2011年10月21日金曜日

一文字も無駄にできない



お家さん(上巻・下巻)
玉岡 かおる著/新潮文庫

大正から昭和の初め、三井、三菱をしのぎ、日本一の年商を上げる巨大商社があった。
商う品は"エブリシング"。つまり、貨幣を介して商品となりうるものすべて。
その名、「鈴木商店」。
従業員数名の洋糖の輸入商から、関連会社約50社、社員総勢五千人の大所帯にまで育て上げ、取りまとめたのは「お家さん」と呼ばれる、ひとりの女性であった-。
彼女と、彼女を支えた男たちの感動大河小説。

本のソムリエ、清水克衛さんのオススメ書籍2作品目。(今、上巻を読んでいます)
一頁、いや一文字も無駄にして読めない、真剣で深く濃い内容ですから、読み応え十分。
あなたの本棚に永く置くことのできる一冊になるのではないでしょうか。

0 コメント:

Older Post Older Post